2018年05月08日

稚魚のエサ

今晩は、美咲めだかです!先日ご来店いただいたお客様よりGW前に購入していただいた紅帝(朱赤の代表種である楊貴妃より赤みが強い品種)が産卵したとのうれしい知らせをいただきました。我が家のめだかさんは早いものは4月頭に産卵始め、加温している卵もあってすでにかなりの稚魚が生まれています。今年初めてメダカの繁殖にチャレンジするというお客様もいらっしゃると思いますが、できる限り失敗せずに稚魚を増やしてほしいと思い少しアドバイスさせていただきます。
☆生まれたての稚魚にも餌は与えましょう☆
飼育本などのには「生まれたての稚魚には養分(ヨーサック)が付いているので2・3日はその栄養で育つためエサはやらなくて大丈夫です」と書いてあるものをよく見かけます。しかし、実際に稚魚が生まれて2・3日エサをやらなかった場合稚魚は半減しています。
実際には生まれてすぐエサを与えた方が生存率が高く、生まれたての稚魚にもエサが必要だということは実体験からもわかります。
また、市販のエサは稚魚の口には大きすぎて合わないものでほとんどです。美咲めだかで使用しているエサはプロ用のものを使用しており稚魚の育成においても実績がありますのでご連絡いただければ販売も致します。
☆稚魚の初期段階飼料としてのゾウリムシ☆
ゾウリムシはメダカの稚魚の初期段階における飼料として非常に効果があります。
ゾウリムシは単細胞生物であり非常に小さく、稚魚の初期飼料としては適しています。
しかし、メダカが育つ環境においてはゾウリムシは長生きしたり増殖することが無理なため継続的に餌として活用できないというデメリットも併せ持っています。かといって、ゾウリムシを一回で大量に与えると水質が著しく悪化します。
ゾウリムシを与えた次の日突如飼育容器がグリーンウォータになったり、ゾウリムシを与えた次の日に稚魚がいなくなったりすることは多々あることでゾウリムシを与えすぎてしまった場合に起こる典型的な事象です。実際にはゾウリムシを適時適量を与えている場合と人工エサのみの場合では稚魚の成長にかなりの差が出てくるため必要な生餌だと言えます。ゾウリムシ自体の繁殖は容易に行えるので、当店ではゾウリムシも取り扱っていますのでご連絡いただければ販売と合わせて繁殖方法もお伝えさせていただきます。  


Posted by 美咲めだか at 22:08Comments(0)